電池製造プロセスにおける粉体の取扱い

電池製造プロセスでは、容器からの取出しに始まり、様々なプロセスへの輸送まで、粉体を安全に取り扱うことが求められます。製品、作業者、そして環境に対して最大限の安全性を確保することが重要です。

お客様のプロジェクトの要件に対応するには、経験豊富なソリューションプロバイダーが必要です。信頼できるアドバイスを提供し、実績ある製品を使用し、カスタマイズされたソリューションを設計し、テストで検証し、確実に導入する事が求められます。Volkmannは、その様なパートナーとして最適です。

プロセスは、フレコンバック、ドラム缶、または紙袋から弊社の真空搬送システムへの粉体の投入から始まります。粉体は短距離でも長距離でも搬送可能で、最終的には混合器、篩機、コンテナ、またはサイロなどのプロセス機器への投入で完了します。

吸湿性の強い粉の搬送にも最適!閉塞にお困りの方は是非!
低粉塵プロセスに最適!密閉システム(グローブボックス)

課題:粉末を次工程でさらに加工する前に、金属探知機で金属異物の有無を検査する必要があります。高い感度を実現するには、粉末を自由落下させて検査する必要がありますが、天井高が低く、操作に不便なため、金属探知機を次工程に設置することができません。

解決策:CEIA金属検出器を、Volkmann製バキュームコンベアの下、Volkmann製移動式昇降リフターに設置します。高さ調整可能な昇降リフターにより、金属探知器の製品排出口はモバイルコンテナに合わせて適切な高さに調整されます。また、バキュームコンベアは、移動式昇降リフターがドアを通過できる高さまで下げることができます。

粉末は真空搬送などによって、例えばIBCコンテナから移動式昇降機へ、そしてそこから金属探知器へと搬送されます。金属異物は選別され、別のボトルに回収されます。検査済みの粉末は移動式コンテナに回収されます。包装機等の次工程には別のバキュームコンベアが設置されており、このコンテナから粉末が引き出されます。

金属部品の検査と分離は、次工程のすぐ近くで行うことができます。また、より離れた生産エリアでも可能です。


弊社は、搬送装置、搬送用ホッパーやタンク、計量から真空搬送システムへの粉体の投入を行う為のシステムを提供しています。これにより、生産プロセスの安全な取り扱いが可能になります。必要に応じて弊社の真空搬送装置は不活性ガス(例:窒素やアルゴン)を用いることも可能です。

コバルト、マンガン、ニッケルなどの有毒で、場合によっては発がん性のある正極材量(特定化学物質)の健康障害防止措置として、弊社の密閉システム(真空搬送装置、それに接続する為のグローブボックス付きフレコンバック排出装置BBU)が電池製造プロセスで納入されています。

水酸化リチウム、コバルト、二酸化マンガン、ニッケル、NCM、ブラックマス、銅箔、アルミ箔、アルミナ、硫黄混合物、カーボン などの実績がございます。

粉体の搬送だけでは無く、定量供給も可能!
スクリューの様に圧力をかけない為、密圧を防ぎます!

設備導入を失敗したくない!そんなお客様のパートナーとして、空気輸送に精通した経験豊富なスタッフが『安心・確実』な提案をさせて頂きます。